「外国人留学生のインターンシップってどういう制度?」
「受け入れるメリットや流れを詳しく知りたい」
このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
人材不足が深刻化する中、外国人留学生をインターンシップで受け入れる企業が増えています。
外国人留学生のインターンシップを実施すれば、優秀な人材を早期に発掘できたり、新卒採用につなげられたりするなど、多くのメリットがあります。
一方で、法的ルールの確認、報酬の取り扱い、文化・価値観の違いへの配慮といった点の把握も必要です。
事前に制度を理解し、適切な準備を進めれば、スムーズな受け入れが可能になります。
本記事では、外国人留学生のインターンシップの種類や法的ルール、受け入れるメリットについて詳しく解説します。受け入れの際の注意点や具体的な準備の流れについても紹介しているので参考にしてみてください。
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- 雇用できる在留資格の確認方法
- 外国人雇用における注意点
- 外国人を受け入れる流れ
この記事の監修(株)アルフォース・ワン 代表取締役
山根 謙生(やまね けんしょう)
日本人・外国人含め全国で「300社・5,000件」以上の採用支援実績を持つ人材採用コンサルタント。監理団体(兼 登録支援機関)に所属し、技能実習生・特定技能外国人の採用にも取り組んでいる。外国人雇用労務士、外国人雇用管理主任者資格、採用定着士認定保有。(一社)外国人雇用協議会所属。
INDEX
外国人留学生のインターンシップとは

外国人留学生のインターンシップとは、日本の大学や専門学校などに在籍する外国人留学生が、一定期間企業で就業体験をおこなう制度のことです。
外国人留学生のインターンシップについて理解を深めるために、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 外国人留学生のインターンシップの目的は企業・学生側で異なる
- 外国人留学生のインターンシップには4つの種類がある
- 外国人留学生の約半数がインターンシップに参加している
それぞれ詳しく解説します。
外国人留学生のインターンシップの目的は企業・学生側で異なる
外国人留学生のインターンシップは、企業側と学生側でそれぞれ異なる目的を持っています。
企業側の主な目的
また、外国人留学生の受け入れ体制を整備し、将来的なグローバル人材の採用基盤を構築する狙いもあります。
学生側の目的
さらに、日本語能力の向上や、専門分野における実務スキルの習得も目的となっています。
外国人留学生のインターンシップには4つの種類がある
外国人留学生のインターンシップは、実施期間や目的に応じて以下の4つのタイプに分類されます。
| タイプ | 期間 | 就業体験 | 目的 |
| オープン・カンパニー | 1日程度の超短期 | なし | 企業や業界の情報提供・PR |
| キャリア教育 | 授業・プログラムによって異なる | 任意 | 働くことへの理解を深める教育 |
| 汎用的能力・専門活用型インターンシップ | 汎用的能力型:短期(5日間以上)
専門活用型:長期(2週間以上) |
参加期間の半分以上を就業体験に充てる | 就業体験を通じた、学生自身の能力の見極め 企業側は学生の評価材料の取得 |
| 高度専門型インターンシップ | ジョブ型研究インターンシップ:長期(2ヵ月以上) 修士課程学生向けインターンシップ:2週間以上 |
必須 | 就業体験を通じた、学生の実践力の向上 企業側は学生の評価材料の取得 |
出典:令和7年度全国キャリア教育・就職ガイダンス <行政説明>(インターンシップ関係)|文部科学省
本記事で言う「インターンシップ」は、就業体験を伴う汎用的能力・専門活用型インターンシップおよび高度専門型インターンシップを指します。
外国人留学生の約半数がインターンシップに参加している
近年、日本企業のグローバル化や人材不足が進む中、外国人留学生のインターンシップ参加率は着実に増加しています。
以下は、株式会社キャリタスがおこなった「外国人留学生の就職活動に関する調査」の、外国人留学生のインターンシッププログラムへの参加状況についてまとめた表です。
| 卒業年度 | 参加経験率 |
| 2024年卒 | 52.9% |
| 2025年卒 | 46.1% |
| 2026年卒 | 50.5% |
出典:外国人留学生の就職活動に関する調査|株式会社キャリタス
さらにインターンシップ参加後、72.7%の外国人留学生が就職したい企業が見つかったとコメントしています。
日本人学生の参加率(90.6%)には劣るものの、インターンシップへの参加が就職先の企業選びに大いに影響しています。
外国人留学生のインターンシップに関する法的ルール

外国人留学生をインターンシップで受け入れる際は、以下のような日本の法的ルールを正しく理解しておく必要があります。
- 報酬の有無によって在留資格が異なる
- 受け入れ方によっては労働関連法規が適用される
- 学生の場合は社会保険加入の義務はない
順番に見ていきましょう。
報酬の有無によって在留資格が異なる
外国人留学生のインターンシップ受け入れにおいて、まず理解しておくべきなのは在留資格に関する規定です。
インターンシップによる報酬の有無によって、該当する在留資格や必要な手続きが異なります。
日本に在留中で「留学」または「特定活動(継続就職活動・就職内定者)」の在留資格を保持している場合の、必要な手続きは以下の通りです。
必要な手続き
・報酬ありで就労時間が週28時間以内の場合
→資格外活動許可(包括許可)を取得する
・報酬ありで就労時間が週28時間以上の場合
→資格外活動許可(個別許可)を取得する
・報酬なしの場合
→資格外活動許可なしに活動可能
参考:インターンシップをご希望のみなさまへ | 出入国在留管理庁
海外の大学に在籍中の外国人をインターンシップとして招く場合は、従事する期間、報酬の有無によって以下のような在留資格の取得手続きが必要です。
| 期間 | 報酬の有無 | 在留資格 |
| 1年を超えない期間 | 報酬あり | 特定活動 |
| 90日以上 | 報酬なし | 文化活動 |
| 90日以内 | 報酬なし | 短期滞在 |
参考:インターンシップをご希望のみなさまへ | 出入国在留管理庁
いずれの場合も、在留資格に応じた要件を満たしているかどうかを確認することが重要です。
【関連記事】
資格外活動許可とは?留学生アルバイトの28時間ルールと雇用時の注意点 | 外国人採用の窓口
受け入れ方によっては労働関連法規が適用される
外国人留学生のインターンシップであっても、以下のような場合には労働者に該当すると認められ、労働基準法や最低賃金法などの労働関連法規が適用されます。
労働者に該当すると認められる場合
- 企業の指揮命令のもとで業務をおこなっている
- 業務の時間や場所が企業によって指定されている
- 企業の業務に組み込まれ、日常的に労働力として活用されている
- 報酬が労働の対価として支払われている
これらに該当する場合、労働時間や賃金、休日・休暇、安全衛生管理など、日本人社員と同等の処遇が求められます。
特に、報酬を伴うインターンシップにおいては、専攻分野に関連した業務に従事させることが必要であり、単純労働への従事は制限されています。
また、雇用契約書の作成や、労働条件の明示なども忘れずにおこないましょう。日本の労働慣行に不慣れな面もあるため、丁寧な説明を心がけることが大切です。
学生の場合は社会保険加入の義務はない
外国人留学生をインターンシップで受け入れる際には、社会保険の加入義務についても確認が必要です。
原則として、学生のインターンシップで、労働時間や報酬額が一定の条件を満たす場合でも、健康保険や厚生年金保険などの社会保険に加入する義務はありません。
ただし、休学中や定時制・通信制の学生は加入対象になります。
在留資格や活動内容に応じて判断する必要があるため、制度の理解を深め、必要な手続きを確実におこないましょう。
参考:従業員のみなさま | 社会保険の加入条件やメリットについて|厚生労働省
外国人留学生をインターンシップで受け入れる5つのメリット

外国人留学生のインターンシップ受け入れには、企業にとって以下の5つのメリットがあります。
- 意欲的で優秀な人材を早期に発掘できる
- 日本語能力の高い学生を受け入れられる
- 新卒採用につなげられる
- 採用後のミスマッチを防げる
- 社員の異文化理解やグローバル意識を促進できる
順番に解説します。
意欲的で優秀な人材を早期に発掘できる
外国人留学生のインターンシップは、大学との契約に基づいて行われるため、学生にとっては単位取得に直結する重要な機会となります。
そのため、参加する学生は非常に真剣に取り組む傾向があり、高い意欲を持った優秀な人材を早期に発掘できる可能性が高いのです。
優秀な外国人学生を早い段階から自社に惹きつけておくことは、日本全体の採用難や、グローバル人材の獲得競争が激化する中で大きなメリットとなります。
日本語能力の高い学生を受け入れられる
日本企業へのインターンシップに参加する外国人留学生の多くは、日本語を専攻している学生です。
彼らは日本語能力が高く、日本の文化や習慣にも精通しているケースが多いため、コミュニケーションがスムーズにおこなえます。
日本語能力の高い外国人学生を受け入れることで、社内の言語的なトラブルが起きる確率が低いだけでなく、コミュニケーション不全による問題も起きにくくなるため、円滑な業務の遂行が可能になります。
また、日本人社員とのコミュニケーションを通じて、外国人学生自身の日本語能力のさらなる向上も期待できるでしょう。
新卒採用につなげられる
外国人留学生のインターンシップ受け入れは、インターンシップからの新卒採用につなげられる点もメリットです。
インターンシップ期間中は、学生の能力や適性を見極める絶好の機会です。
特に、大学と連携しておこなうインターンシップでは、単位認定に関わる場合もあり、学生は真剣に取り組む姿勢を見せます。
この期間を通じて、企業側は外国人留学生の能力や性格、適性を見極めることができるため、新卒採用の候補としても有望な人材を発掘できるでしょう。
【関連記事】
【完全ガイド】外国人採用の基本手続き|流れや必要書類についても解説
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- 外国人を受け入れる流れ
採用後のミスマッチを防げる
インターンシップは、学生と企業の双方にとってお互いを深く知れる貴重な機会となります。
外国人留学生を受け入れることで、事前に仕事内容や企業文化を理解してもらい、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
学生側も、自分に合った企業や職種を見極められるため就職活動の精度が上がります。
インターンシップを通じて、双方の期待値を調整し、最適なマッチングを実現できます。
社員の異文化理解やグローバル意識を促進できる
外国人留学生を受け入れることは、日本人社員の異文化や多文化共生への理解を促進する機会でもあります。
インターンシップ生との交流を通じて、多様な価値観や考え方に触れることができ、グローバルな視点が培われるでしょう。
また、日本人社員は改めて日本という国を見つめ直し、自国に対する愛着や誇りを感じられるかもしれません。
このような異文化交流は、社員のコミュニケーション能力や適応力を高め、ダイバーシティを尊重する組織文化の成長にもつながります。
外国人留学生のインターンシップ受け入れは、社員の成長と組織の活性化に大きく貢献すると言えるでしょう。
外国人インターンシップ生と接する際の注意点

外国人インターンシップ生と接する際には、以下のような注意点があります。
- インターンシップに対する日本人学生との認識の違いを理解する
- 文化・価値観の違いに配慮する
- 業務指示は曖昧さを避け具体的に伝える
ここでは、その主なポイントについて解説します。
インターンシップに対する日本人学生との認識の違いを理解する
日本人学生と外国人留学生では、インターンシップに対する認識や就職意識に違いがあります。
外国人留学生は、インターンシップを授業の一環として捉える傾向が強い一方、日本企業は採用活動の一環として位置づける場合が多いでしょう。
このギャップを埋めるためには、事前に学生とのコミュニケーションを密にし、インターンシップの目的や期待する成果について共通理解を図ることが大切です。
また、学生の就職意識を高めるための支援や、キャリア形成に役立つプログラムの提供なども効果的でしょう。
文化・価値観の違いに配慮する
外国人留学生を受け入れる際は、文化や価値観の違いへの配慮が欠かせません。
コミュニケーションスタイルや仕事の進め方、人間関係の構築方法など、様々な面で日本人学生とは異なるアプローチが必要となる場合があります。
企業側は、多様性を尊重・理解し、柔軟な対応を心がけることが重要です。
また、日本人社員に対しても異文化理解や多様性への理解を深めるための研修・教育・周知をおこなうなど、受け入れ体制の整備も進めておきましょう。
業務指示は曖昧さを避け具体的に伝える
外国人留学生に業務を依頼する際は、曖昧さを避け、具体的で明確な指示が必要です。
日本独特の曖昧な表現や暗黙の了解は、外国人留学生にとって理解が難しい場合があります。
東京都が発行する「外国人材と働くためのハンドブック」でも、やさしい日本語を使うことが推奨されています。以下のような曖昧な表現は避け、具体的に伝えましょう。
| 避けるべき曖昧な表現 | 具体的な指示の例 |
| 「きれいに揃えておいて」 | ・一部ずつホチキスで留めて ・10部ずつ揃えて |
| 「適当に」 | ・5〜10分程度で ・A4サイズ1枚程度で |
| 「なるべく早く」 | ・今週金曜日の17時までに |
| 「ちょっと多め」 | ・通常の1.5倍の数 ・20個程度 |
業務内容や手順、期待する成果などを具体的な言葉で伝えることで、認識のずれを防ぎ、スムーズな業務遂行につながります。
また、指示を出した後は理解度を確認し、必要に応じて補足説明しましょう。定期的にフィードバックを提供することで、外国人留学生の成長をサポートできます。
【関連記事】
やさしい日本語コミュニケーション | 外国人採用の窓口
外国人留学生を受け入れる流れ5ステップ

外国人学生のインターンシップ受け入れを成功させるには、事前の準備が欠かせません。
ここでは、受け入れ準備の重要なポイントについて説明します。
- Step 1:受け入れの目的と目標を明確にする
- Step 2:在留資格に応じた適切な業務内容を設計する
- Step 3:大学と連携し契約を締結する
- Step 4:社内での受け入れ体制と担当者を整備する
- Step 5:資格外活動許可の有無を確認し申請手続きを促す
ステップごとに見ていきましょう。
Step 1:受け入れの目的と目標を明確にする
まず、インターンシップの受け入れ目的と目標を明確にします。
人手不足の解消、国籍を問わない優秀な人材の発掘、国際化の推進、多文化共生への理解促進など、目的を具体的に定めましょう。
次に、目的に沿った受け入れ計画を立てます。
インターンシップの期間、受け入れ人数、担当部署、担当者、予算などを検討し、実現可能な計画を策定します。
計画の立案には、前述の社保などの問題も含むため、関連部署との調整も必要です。
Step 2:在留資格に応じた適切な業務内容を設計する
前述の通り、外国人留学生のインターンシップでは単純労働を主な業務としておこなうことは認められません。
外国人留学生の専攻分野に関連した意欲的に取り組める業務を用意しなければいけません。実践的な業務経験を通じて、学生の能力向上につながるような内容を設計しましょう。
また、業務内容は留学生の日本語能力に合わせて調整します。
専門用語の説明や、わかりやすい指示出しなど、コミュニケーションに配慮することで、外国人学生が能力を十分に発揮できる環境を整えることができます。
Step 3:大学と連携し契約を締結する
外国人留学生のインターンシップを円滑に進めるには、日本人インターンシップと同様に、大学との連携が欠かせません。
外国人学生の所属大学と連絡を取り、インターンシップの目的や内容について説明しましょう。
大学側の理解と協力を得ることで、適切な学生の選抜や単位認定などがスムーズにおこなえます。
また、大学とインターンシップに関する契約を締結することも重要です。契約書には、以下のような内容を明記します。
契約書に明記する内容
- インターンシップの期間
- 業務内容
- 報酬
知的財産権の取り扱いなどトラブル防止のためにも、しっかりとした契約を交わしておくことをおすすめします。
語学等の問題で、大学側とのやり取りに自信がない場合、外国人インターンシップを専門で取り扱う会社にサポートを依頼するのも良いでしょう。
Step 4:社内での受け入れ体制と担当者を整備する
外国人留学生をインターンシップとして受け入れるには、社内の体制整備も必要不可欠です。
まずは、インターンシップ生の教育・指導担当者を決めましょう。
担当者は、学生の専攻分野に関連した知識を持ち、コミュニケーション能力の高い社員が適任です(インターンシップ生の母国語が話せると望ましいです)。
また、インターンシップ生が快適に働けるよう、就業環境の整備にも気を配りましょう。デスクやパソコンの用意はもちろん、社内ルールや各種手続きについても丁寧に説明しておく必要があります。
外国人学生の文化的・宗教的な背景に配慮した対応も心がけましょう。
Step 5:資格外活動許可の有無を確認し申請手続きを促す
報酬を伴うインターンシップを実施する場合、外国人留学生が資格外活動許可を取得しているかを必ず確認しましょう。
資格外活動許可を持っていない留学生を就労させると、不法就労となり、企業側にも不法就労助長罪として罰則が科される可能性があります。受け入れ前に在留カードを確認し、資格外活動許可欄に記載があるかをチェックしておきます。
留学生が資格外活動許可を取得していない場合は、地方出入国在留管理局で申請手続きするよう促しましょう。申請は留学生本人がおこなうものであり、企業が代行する義務はありません。
ただし、手続きの流れや必要書類について案内するなど、サポートすることで円滑な受け入れにつながります。
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外国人留学生のインターンシップに関するよくある質問

最後に、外国人留学生のインターンシップに関するよくある質問と回答を紹介します。
外国人がインターンシップで日本に来ると在留資格はどうなりますか?
海外の大学に在学中の学生がインターンシップで来日する場合、期間や報酬の有無によって取得すべき在留資格が異なり以下のように分類されます。
| 在留資格 | 期間 | 報酬の有無 | 主な条件 |
| 特定活動 | 1年を超えない期間 | 報酬あり | 日本の大学等との契約に基づき、専攻分野に関連した業務に従事 |
| 文化活動 | 90日以上 | 報酬なし | 日本文化の研究や専門的な技術・技能の習得を目的とする活動 |
| 短期滞在 | 90日以内 | 報酬なし | 観光や親族訪問、業務連絡などと同様の扱い |
参考:インターンシップをご希望のみなさまへ | 出入国在留管理庁
いずれの在留資格も、インターンシップの目的や内容が在留資格の要件を満たしているか、事前の確認が必須です。適切な在留資格を取得せずにインターンシップをおこなうと、不法就労となる可能性があります。
外国人のインターンシップでは給料は出ますか?
外国人留学生のインターンシップにおける給料の有無は、プログラムの内容によって異なります。
企業説明会や業界研究を目的とした短期プログラムでは報酬が発生しないケースが多いです。その一方、実際の業務に従事する長期インターンシップでは報酬が支払われることが一般的です。
報酬を伴うインターンシップの場合、外国人留学生は事前に資格外活動許可を取得する必要があります。
なお、資格外活動許可を取得している場合でも、就労時間には制限があります。原則として週28時間以内の活動となり、長期休業期間中は1日8時間以内まで認められています。
外国人留学生のインターンシップ募集はどこで調べられますか?
外国人留学生のインターンシップ募集情報は、以下のような媒体で調べることができます。
| 媒体名 | 特徴 |
| 経済産業省「国際化促進インターンシップ事業」公式サイト | 外国人留学生向けのインターンシップ情報を掲載。業種や地域から検索でき、企業と外国人留学生のマッチングを支援 |
| 日本学生支援機構(JASSO) | 外国人留学生の就職支援の一環として、インターンシップに関する情報提供やガイダンスを実施。大学を通じた連携プログラムの情報も入手可能 |
| ハローワーク(外国人雇用サービスセンター) | 外国人留学生向けのインターンシップや就業体験プログラムの情報を提供。専門の相談員による個別相談も可能 |
| 民間の求人サイト | 求人サイトによっては外国人留学生向けのインターンシップ募集を掲載。条件検索機能で希望する業界や職種に絞った検索 |
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インターンシップで就業する時間は一日どのくらいですか?
インターンシップで就業する時間は、プログラムの種類や受け入れ企業によって異なります。
日本学生支援機構(JASSO)のインターンシップ・プログラムを例にすると、以下のような就業時間が設定されています。
インターンシップ・プログラムの就業時間
- 1日あたり:7時間程度
- 週あたり:週5日、合計35時間程度
参考:令和7年度日本学生支援機構におけるインターンシップ・プログラム概要|日本学生支援機構(JASSO)
これは、一般的な企業の勤務時間に準じた設定となっています。実際の業務に近い形の就業体験で、職場環境や業務内容への理解を深めることが目的です。
短期のプログラムでは1日数時間程度の場合もあれば、長期インターンシップでは通常勤務に近い時間設定になることもあるため、受け入れ前に双方で就業時間を明確にしておくと認識のずれを防げます。
外国人採用が多い企業はどこですか?
外国人採用に積極的な企業が多いのは、以下のような業界が挙げられます。
外国人採用に積極的な業界
- 介護
- 建設
- 外食
- 製造
- 運送
- サービス
これらの業界では人材不足が深刻であり、外国人材の活用が進んでいます。
企業規模で見ると、大手企業だけでなく中小企業でも外国人採用は増加しています。特に、グローバル展開を視野に入れている企業や、多様な人材を求める企業では、外国人留学生のインターンシップ受け入れから採用につなげるケースも少なくありません。
外国人採用が多い企業の特徴や具体例について、より詳しく知りたい方は以下の関連記事をご覧ください。
【関連記事】
外国人から選ばれる企業の特徴5つ|採用が多い会社ランキングも紹介
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外国人留学生のインターンシップ受け入れは、優秀な人材の早期発掘や新卒採用への活用、社内のグローバル化促進など、企業にとって多くのメリットがあります。
インターンシップを通じて学生の能力や適性を見極めることで、採用後のミスマッチを防ぎ、長期的な人材確保につなげられるでしょう。また、外国人留学生との交流は、既存社員の異文化理解を深め、組織全体のグローバル意識を高める効果も期待できます。
ただし、受け入れにあたっては在留資格の確認や資格外活動許可の取得、労働関連法規の適用などの注意点が存在します。適切な手続きを怠ると、不法就労や法令違反につながる可能性があるため、事前に制度をしっかりと理解しておきましょう。
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