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マレーシア人の性格・特徴は?一緒に働くメリットや注意点も紹介

「マレーシア人」を採用するメリットとは?性格や価値観・注意点を解説

「マレーシア人ってどんな性格なの?」
「一緒に働くときに注意すべきことはあるの?」

マレーシア人と一緒に働く際、文化や宗教の違いが分からず「どう対応すればよいのだろうか」と戸惑ってしまう方は多いです。

マレーシア人は、フレンドリーな性格ですが慣れるまではシャイな一面があります。多民族・多宗教国家のため、異なる価値観を受け入れる姿勢が身についています。

また、マレーシア人はITや製造業などの専門スキルを持つ方が多いです。そのため、外国人の雇用を検討している企業は、その分野で即戦力となる人材を確保しやすいです。

本記事では、マレーシア人の性格や仕事上のあるあるを紹介しています。マレーシア人を雇用するメリットや注意点も紹介するので、参考にしてみてください。

弊社「外国人採用の窓口」では、マレーシア人の雇用に関する相談を無料で受け付けております。お悩み・聞きたいことがある方は、以下の問い合わせフォームまたは電話にてお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修
(株)アルフォース・ワン 代表取締役
山根 謙生(やまね けんしょう)
日本人、外国人含め「300社・5,000件」以上の採用支援実績。自社でも監理団体(兼 登録支援機関)に所属し、技能実習生・特定技能外国人の採用に取り組んでいる。外国人雇用労務士・外国人雇用管理主任者資格保有。(一社)外国人雇用協議会所属。

【前提知識】マレーシアの基本情報

マレーシアは、クアラルンプールを首都に持つ、国土面積約33万平方キロメートル(日本の0.9倍)、人口は3,350万人の東南アジアに位置する国です。

マレーシアの特徴は、多民族国家であることです。民族の割合は、マレー系約70%(先住民12%を含む)、中華系約23%、インド系約7%となります。信仰する宗教は民族や地域により異なり、イスラム教64%、仏教 19%、キリスト教9%、ヒンドゥー教 6%、その他2です

公用語はマレー語ですが、英語、中国語、タミール語などのさまざまな言葉使われています。主な産業は、製造業(電気機器)、農林業、鉱業です。

参考:マレーシア 基礎データ|外務省
参考:マレーシア統計局|DOSM

日本で働くマレーシア人の就労状況

仕事をする外国人労働者

政府の統計によると、日本で就労が認められる在留資格を保有するマレーシア人は2024年時点で約1万人です。

その中で在留資格「技術・人文知識・国際業務」を持つ外国人労働者は、およそ5,500人で全体の約4割を占めています。

また、マレーシア人留学生は約4,000人在留しており、卒業後に日本企業へ就職する学生も少なくありません。

参考:出入国管理統計統計表出入国在留管理庁

マレーシア人の性格|仕事上のあるあるも紹介

マレーシア人の性格を知ることは、一緒に働く上でとても大切です。

マレーシア人の主な性格・特長は以下の5つです。

  1. フレンドリーで「シャイ」な性格
  2. 打ち解けるまではシャイな一面がある
  3. 上下関係を重んじる傾向にある
  4. 異文化を尊重し合う
  5. 時間の感覚がおおらか

仕事上のあるあるも紹介するので、マレーシア人と関わる際の参考にしてみてください。

フレンドリーな性格の人が多い

マレーシア人は、フレンドリーな性格の方が多いです。親しくなった相手とは積極的にコミュニケーションを楽しみます

仲良くなった同僚とは、連絡を取り合ったり、一緒に休憩時間を楽しんだりします。

親しくなると人懐っこい一面を見せる方もいます。相手から心を開いてくれるため、信頼関係を構築しやすいです。

打ち解けるまではシャイな一面がある

マレーシア人は、フレンドリーな性格でありつつも、打ち解けるまでは「シャイ」な一面もあります。

シャイな方は、困っていても相手に助けを求めることを躊躇してしまったり、「報告・相談・連絡」を怠ったりすることがあります。

そのまま放置すると仕事に支障が出てしまう可能性があるため、積極的に声をかけ、定期的に面談を実施するなどして、相談しやすい環境を作りましょう。

上下関係を重んじる傾向にある

マレーシアでは、宗教的・文化的から、年長者に対して礼儀や謙虚さを重んじる傾向があります。

仕事においても先輩や上司を敬う姿勢を示す方が多いです。

上下関係を重視する文化が日本と似ているため、人間関係にも馴染みやすいです。

異文化を尊重し合う

マレーシアは、マレー系、中国系、インド系、その他民族からなる多民族国家です。また、信仰する宗教も民族・地域によって異なります。

そのため、マレーシアの祝日は、イスラムの「ハリラヤ」、中華系の「春節」、インド系の「ディーパバリ」などが共存しています。

そのような環境で育ったマレーシア人は、異文化を尊重し合う文化が根付いています。

仕事においても多様性や異なる考え方を受け入れる姿勢が柔軟で、職場に適応しやすいです。

時間の感覚がおおらか

マレーシア人は、時間の感覚がおおらかな方が多い傾向があります。交通機関や約束時間の多少遅れには寛容で、ストレスを感じにくいです。

一方で日本人は「5分前行動」の言葉があるように、時間に厳しい文化があります。そのため、時間感覚の違いに戸惑う場面も出てくるでしょう。

日本での生活を続けるうちに、少しずつ日本の時間感覚にも慣れていくはずです。

相手の時間感覚を受け入れたうえで、必要に応じて日本のビジネスマナーを丁寧に説明することが大切です。

マレーシア人を雇用する3つのメリット

マレーシア人の人柄や文化的背景から来る強みは、仕事に良い影響を与えます。

ここでは、マレーシア人を雇用する3つのメリットを解説します。

  1. 日本人に友好的で親しみやすい
  2. 多言語で話せる人が多い
  3. ITや製造業などの専門スキルを持つ人材が多い

マレーシア人を受け入れる良さを知って、雇用の判断材料に役立ててみてください。

日本人に友好的で親しみやすい

マレーシアは、日本に対して高い好感度を持っています。

アウンコンサルティング株式会社が実施した調査では、全体の約98%の方が日本のことを「大好き」または「好き」と回答しています。

また、マレーシアへ進出している日系企業は約1600社(2024年時点)あり、マレーシア人が日系企業や日本の商品に触れる機会も多いです。

こうした背景から、マレーシア人は日本人に親しみやすく、職場での信頼関係をスムーズに構築しやすいです。

多言語で話せる人が多い

マレーシアでは公用語のマレー語のほかに、中国語、タミール語、英語が使われています。

マレーシアでは小学生1年生の頃から英語学習がはじまるため、日常生活の中で英語が話せるマレーシア人も少なくありません。

海外とのやり取りや外国人顧客対応などで英語が話せる人材を探している場合、マレーシア人は即戦力になりやすいです。

ITや製造業などの専門スキルを持つ人材が多い

マレーシアは、電子産業を中心とした海外の大手企業が多く進出し、現地で働く人たちが高度なスキルを習得しています。

また、政府がSTEM(科学・技術・工学・数学)の教育カリキュラムを重視した高等教育機関や、工学・IT系職業訓練校の整備に力を入れており、技術力の高い人材が育成されています。

こういった背景から、マレーシア人はITや製造業の分野で高い専門スキルを持つ人材が多く、受け入れ企業の生産性向上や技術力強化につながりやすいです。

【関連記事】
外国人労働者を受け入れるメリット・デメリット|現状や雇用の手順も解説

マレーシア人を雇用するときの注意点|タブーな行為も紹介

マレーシア人を日本で雇用するときの注意点を5つご紹介します。

  1. 価値観の違いを受け入れる
  2. 必要に応じて礼拝できる部屋を用意する
  3. 宗教や信仰に配慮する
  4. プライドを重んじる対応をする
  5. マレーシア独自のマナーに気を付ける

マレーシア人との良好な関係性を作るために、注意点を事前に理解しましょう。

価値観の違いを受け入れる

日本人とマレーシア人の価値観は違います。具体的には以下のような場面で違いが現れることがあります。

価値観の違いが感じられる場面

  • 時間に対する考え方
  • 仕事に対する考え方
  • 職場での人間関係の築き方

価値観の違いは、生まれた国や育った環境、文化的背景が異なるため、当然のことです。

最初は戸惑いがあるかもしれませんが、まずは相手の価値観を理解しようとする姿勢を持ちましょう。一方的に日本人の価値観を伝えても、相互理解にはつながりません。

必要に応じて礼拝できる部屋を用意する

イスラム教を信仰するマレーシア人に対しては、必要に応じて礼拝できる部屋を用意してあげましょう。

イスラム教は1日5回の礼拝の時間があり、メッカの方角に向かって祈りを捧げます。礼拝室を用意することは義務ではありませんが、ダイバーシティ推進の観点から設置が推奨されています。

礼拝室を作る際は、集中できる静かな場所、男女別、土足禁止が一般的です。

礼拝に必要なマットの用意や、メッカの方向を示す「ギブラー」の設置などの設備を整える必要もあります。

宗教や信仰に配慮する

多民族国家のマレーシアでは、宗教や信仰への配慮を忘れないことが重要です。

以下に宗教ごとの習慣や企業側がすべき配慮をまとめました。

主な習慣・禁止事項 職場での配慮
イスラム教 1日5回の礼拝/豚肉・アルコール禁止/女性はヒジャブ着用/ラマダン中は日の出〜日没まで飲食禁止 礼拝時間の確保/メニューの配慮/服装への理解
仏教 一部に菜食主義者がいる(修行僧など)/宗教行事を重視 宗教行事スケジュールへの配慮
キリスト教 日曜日を安息日とする/宗教行事を重視 休日や宗教行事スケジュールへの配慮
ヒンドゥー教 牛肉を食べない/左手は不浄とされるため、右手で食べる/異性との握手を避ける人もいる メニューの配慮/握手など身体接触への配慮

相手の宗教や習慣を理解して尊重することが、良い信頼関係につながります。

プライドを重んじる対応をする

マレーシア人へ注意や指摘をする際は、敬意を持って対応することが重要です。指摘が必要な場合は、人前ではなく、個別の部屋で話すようにします。

マレーシアは多民族・多宗教のため、衝突を避け、良好な関係性を求めて生活する人が多いです。自身のアイデンティティを大切にしている人が多く、人前での叱責は信頼関係に悪い影響を与えます。

マレーシア独自のマナーに気を付ける

マレーシアでは、頭は神聖な部分と考えられるため、他人や子どもの頭に触れることはタブーとされています。

また、相手に指を向けることは無礼とされているため、指差しの行為も避けてください。

さらに、相手の前で足や靴の裏を見せることも失礼な行為となるため、足を組んで座ったり、歩き方にも気をつける必要があります。

マレーシアの国民の約72%が信仰しているイスラム教とヒンドゥー教では、左手は不浄の手とされています。物の受け渡しや、食事の際は必ず右手を使いましょう。

【関連記事】
外国人労働者の問題と具体的な解決策|成功事例とメリットも解説

マレーシア人を雇用を成功させるポイント

マレーシア人の雇用を成功させるには、企業側が必要な体制を整えておく必要があります。

以下は、雇用を成功させる主なポイントです。

  1. 人材募集に力を入れる
  2. 安心して働ける環境を整える
  3. 行政手続きは専門家のサポートを受ける

できる準備をしながら、採用活動を進めましょう。

人材募集に力を入れる

人材募集は、自社が求めている職種にマッチする人材を確保することが大切です。

マレーシア人は、英語やマレー語など多言語を扱えます。また、ITや製造業の専門性のあるスキルを持っている方が多いため、技術要件を明記することで応募の質があがります

人材募集は、留学生がいる学校に求人を出してもらったり、求人サイトを利用して求人情報を出したりする方法があります。

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安心して働ける環境を整える

採用した人材の定着率を高めたいなら、安心して働ける環境を整える取り組みが必要です。

慣れない土地・環境に不安を抱えている外国人労働者は少なくありません。安心して働けるように企業側は以下のような環境を整えましょう。

外国人が安心して働くためのサポート内容

  • 外国人雇用に関する日本人スタッフ向け研修を実施する
  • 担当者を配属してサポート体制を構築する
  • 外国人が理解できるマニュアル・作業手順書を用意する
  • 日本語学習できる場を提供する
  • 日本語学習できる場を提供する
  • 生活面のサポートもおこなう

準備には手間と時間がかかりますが、定着率向上につながる大事な作業です。

なお「技能実習制度」と「特定技能制度」で、実習生と特定技能1号外国人を受け入れる際は、就労面のサポート以外に生活面の一部サポートが義務付けられています。

それぞれ自社支援も可能ですが、対応が難しいと判断した場合は、専門機関に支援業務を委託する選択肢もあります。委託先は、技能実習生の場合は「監理団体」、特定技能1号外国人の場合は「登録支援機関」です。

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行政手続きは専門家のサポートを受ける

外国人雇用では日本人とは異なる手続きが必要です。具体的には、在留資格の取得や変更などがありますが、行政手続きは、原則本人しかできません。

必要書類を確実に用意し、各在留資格の要件を満たした申請をしなければ不許可になります。

企業側は、助言や指示といった間接的なサポートをすることが可能です。しかし、サポートに自信がない場合は、行政書士に業務を委託する選択肢もあります

行政書士は、公的手続きの専門家です。中でも申請取次の認定を受けた行政書士は、外国人雇用における労働関係の書類作成や在留資格の申請手続きに精通しているため、業務を委託すれば企業の事務負担を軽減できます。

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マレーシア人の性格を把握して良好な関係性を築こう

マレーシア人の性格は、明るくフレンドリーです。多民族・多宗教国家で相手の文化と宗教を尊重する習慣が根付いているため、一緒に仕事をするうえで、協調性を発揮しやすい特徴があります。企業側にはマレーシア人の価値観や文化の違いを受け入れながら、良好な関係性を築いていきましょう。

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