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「フィリピン人」の雇用・採用のときに知っておきたいメリットや注意点(性格や価値観など)

「フィリピン人」の雇用・採用のときに知っておきたいメリットや注意点(性格や価値観など)

「フィリピン人」の雇用・採用をご検討中の採用担当者様へ

外国人採用の中でも、日本ではアジア諸国人材の需要が高いため、採用をご検討されている企業様も多いのではないでしょうか?アジア諸国とはいっても「フィリピン」「ベトナム」「中国」「ミャンマー」「タイ」「カンボジア」など数多くの国があり、その中から自社の仕事や社風に合った国の人材を選ぶのはとても大変です。

当サイト「外国人採用の窓口」でも

  •  〇〇人はどんな性格なの?
  •  宗教や言葉の違いは大丈夫?
  •  結局、うちに合ってるのは何人なの?

のようなお悩みをかかえた経営者様、採用担当者様からのご連絡を数多く頂戴しています。

そんな課題を解決するために、今回の記事では「フィリピン人」を雇用・採用するときに知っておきたいポイントをご紹介させていただきます。

※フィリピン人の雇用を前向きに検討したい!という方は、以下のボタンからお気軽にご連絡ください。

まだ発注の意志はなく、情報収集の段階でも構いません。専門のサポート担当が丁寧に対応させていただきます。

 

※1~2営業日で返信させていただきます。

 

 

この記事の監修
(株)アルフォース・ワン 代表取締役
山根 謙生(やまね けんしょう)
日本人、外国人含め「300社・5,000件」以上の採用支援実績。
自社でも監理団体(兼 登録支援機関)に所属し、技能実習生・特定技能外国人の採用に取り組んでいる。外国人雇用管理主任者資格保有。

フィリピンの基本データ(人口や風土など)

フィリピンは東南アジアに位置し、マニラを首都に置くマレー系の民族が多い国です。人口は2020年時点で約1億903万人となっており、2054年まで人口は増え続け、2億人国家になると言われています。公用語はタガログ語を標準としたフィリピン語と英語ですが、日常生活も仕事も英語が中心となっており、ローカルでもほとんどの人が英語を話せるのが特徴です。また、フィリピンはアジア唯一のキリスト教国家で約8割のフィリピン人がカトリックです。信仰はとても篤く、離婚や中絶なども法律で禁止されているほどです。

フィリピンのお仕事・就職事情

フィリピン人の平均年収

2021年のフィリピン人1名あたりの平均月収は309ドル(約4万円)となっており、これを年収に換算すると約48万円となります。これは日本の平均年収の約10分の1程度の金額です。フィリピンの物価は日本の約3分の1~5分の1程度なので、年収が低いように見えますが、フィリピンでは平均的な生活を送れる程度の金額でしょう。また、急激な経済成長に伴って平均年収も右肩上がりとなっており、これからも年収は上がっていくことが予想されています。

ASEAN諸国の中でも貧富の差が激しく、改善はしてきいるものの貧困率が高いことも問題となっており、家族全体での「世帯収入」の差は以下の通りとなっています。

属性 人口に対する割合 世帯年収
富裕層 3.4% 450万円以上
中間所得層 70.7% 65万円~450万円
低所得者層 25.9% 6万円~65万円程度

※経済産業省:医療国際展開カントリーレポート フィリピン編より引用

最低賃金もありますが、最も高いマニラ首都圏でも、非農業部門で日給570ペソ(約3,788円)・農業部門では533ペソ(約3,542円)と、日本の最低賃金制度と比べると非常に低いことが分かります。

海外への出稼ぎ文化

フィリピン人は英語が話せる人が多いという背景もあり、世界で最も海外に出稼ぎに出る人口が多い国です。フィリピン人の約10人に1人が国外で働いて、それによってGDPの約10%が海外からフィリピンへの送金によるものとなっています。

ビザの取得が容易だったりブルーカラー職の賃金が高いこともあって中東の国へ出稼ぎに行くことが多いフィリピン人ですが、物理的な近さや治安の良さ、日本文化が好きな人が多いことから、日本でも数多くのフィリピン人が働いています。

現在、日本国内で働いてるフィリピン人の数は中国人、ベトナム人に次いで多く、2021年10月時点で約19万人のフィリピン人が日本で働いています。国外で働くことに対しての耐性も強く、コミュニケーション能力に優れているので外国人労働者としての人気も高いです。

女性の社会進出が進んでいる

フィリピンは、世界的に見ても女性の社会進出が進んでいる国で、女性の就業割合は日本の44.5%と比べても大差のない38.8%で、女性管理職の割合はなんと、世界で最も高い50.5%となっています。また、歴代大統領には2名の女性大統領が就任しており、国全体が女性リーダーに慣れ親しんでいます。

就業者及び管理的職業従事者に占める女性の割合(国際比較)

フィリピンでは古来から女性が社会を支える文化が根付いており、「男は仕事、女は家庭」といった男女での役割の差もありません。しかし、女性には母性本能があるため子どもを守り育てていく意識が強く、自然と外に出て働いてお金を稼ぎ、家庭の中心となっていったようです。

「フィリピンの男性は働かない」というイメージがありますが、フィリピン国内には学歴のない貧困層の男性が就ける仕事がなかなかないため、働きたくても働けないのが実情です。一方女性は、ベビーシッターやメイドなどの仕事が見つかりやすいため、賃金にこだわらなければ男性よりも就業先を見つけやすくなっています。

上記のような背景もあり、フィリピンでは男性よりも女性の大学進学率が高く、海外へ出稼ぎに行く人も女性の方が多いです。また、日本のような「育休制度」は存在せず、出産から1ヵ月後には職場復帰するという暗黙のルールをほとんどの女性が守っていることからも、フィリピン人女性のたくましさが垣間見えます。

フィリピン人の性格や価値観

どこの国でも個人によって性格や考え方は人それぞれなので、フィリピン人のすべてがここで紹介する特徴に当てはまる訳ではありません。あくまで、「身の周りにいたフィリピン人はこういった傾向があった」「フィリピン人の同僚から実際に話を聞いた」といった情報がベースとなっているため、最終的には皆様の会社の文化や社風などと照らし合わせた上で、フィリピン人の雇用・採用の際の参考としてご覧いただければと思います。

明るく親切でフレンドリーな性格

フィリピン人は、とにかく明るくフレンドリーで、子どもから大人までいつも笑顔が絶えません。初対面でも友人のように接し、目が合えば誰にでも必ず笑顔で挨拶をするのが当たり前で、スーパーや飲食店の店員さんも全員フレンドリー。出会ったその日からみんな友達です。困っていたり暗い表情をしていれば「どうしたの?」と声をかける思いやりの心も持っています。

東南アジア諸国でも最もホスピタリティが高い国民性と言われており、総じてコミュニケーション能力も高いことから人とコミュニケーションの必要な仕事に適性があるだけでなく、知らない土地でもすぐに周囲に馴染めることも特徴のひとつです。

一番大切なのは「家族」

フィリピンでは家族の絆はとても強く、仕事や日常生活においても何よりも家族を最優先します。家族の用事などで遅刻や休暇を取ることは当たり前ですし、家族との時間を減らしてしまう残業や早出をすることもありません。

1つの家族に平均3人の子どもがいるだけでなく、祖父・祖母は当然として、叔父や叔母、いとこなどの親戚が同居する家庭も多く、子育てを含め家族全員で支え合って生活しています。日本では就職や結婚を機に実家を出るのは自然なことですが、フィリピンの場合は生涯にわたって親と同居するため、大家族になる傾向にあり、この大家族を支えていくための収入が必要になるので海外へ出稼ぎに行く人が多いのです。

会社側から、家族を気遣う姿勢を積極的に見せていくことで、会社に対する愛着や帰属意識も芽生えていくでしょう。

お金や時間にルーズな一面も

1年を通して温暖な気候かつ、長い間スペインの植民地だった歴史があるためラテン系の性格の人が多く、そういった性格がそのままお金や時間の感覚に表れています。

フィリピンの会社では給与は月2回に分けて支払われるのが一般的で、これは1ヶ月分をまとめて支払ってしまうと、すぐに全額使い切ってしまい翌月までお金がもたないからという冗談のような理由です。日本人は他人にお金を借りることに抵抗を感じる人が多いと思いますが、フィリピン人はレンディングサービスや友人、同僚などにお金を借りることが日常的になっているのでまったく抵抗感なくお金を貸し借りします。

銀行口座の保有率は53%と低く、「預けるほどのお金がない」「手数料がかかる」「銀行が信用できない」「口座開設書類が用意できない」などの理由で銀行口座を持っていない国民が多いようです。そのため、貯蓄の考えが根付かず、もらった給料を全額使い切ることが当たり前の考え方になっています。

また、「フィリピノタイム」という言葉があるくらい、日本と比べると時間に対する感覚が違うことも特徴です。ビジネスシーンや学校の先生でさえも約束の通りの時間に現れず、30分~1時間くらいの遅刻することは日常茶飯事です。

フィリピン人を雇用するメリット

性格や価値観を踏まえた上で、フィリピン人を雇用することには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?ぜひ、自社で活躍できそうかどうかの判断基準にしてみてください。

若くて教育レベルが高い

フィリピン人の平均年齢は28.8歳(2019年)と東南アジア諸国の中でも若く、生産年齢人口の7,300万人を超えています。

また、高等教育機関(日本でいう大学・大学院・短大などに相当)の数は2,374校(2014年)、進学率は35.48%(2020年)と約3人に1人が高等教育機関へ進学しており、東南アジアの中も教育レベルが高いことが分かります。

そのため、若くて優秀な人材を採用できる確率が高いと言えるでしょう。

平均年齢(2019年) 高等教育機関数(2021年) 進学率(2020年)
フィリピン 28.8歳 2,374校(2014年) 35.48%
ベトナム 33.3歳 488校 28.64%
ミャンマー 28.5歳 174校 18.82%

英語が話せる

前述の通り、ほとんどのフィリピン人は英語で日常会話や仕事を行うため、ネイティブレベルの英語を話すことができます。ベトナムやタイでも都市部であれば英語を話せる人もいますが、それほど数が多い訳ではありません。

フィリピン人を雇用することで、英語圏の外国人顧客への対応や海外進出なども視野にいれることができるだけでなく、自社の日本人社員への英語指導や、通訳としての役割を担うこともできるかもしれません。

会社全体の雰囲気や士気UP

フィリピン人は明るく陽気な性格でコミュニケーション能力が高く、すぐに周囲と打ち解けられる人が多いです。シャイで自分から外国人に話しかけることが苦手な人が多い日本人とも相性が良いでしょう。相手に親切に接するホスピタリティもあるので、社内外で良好な人間関係を築けることが大きなメリットです。

また、家族をはじめ、友達や仕事仲間を含む身内をとても大切にするので、一緒に働く会社メンバーに対する仲間意識も強く、会社全体のチームワークや士気が向上することも期待できます。

フィリピン人を雇用するときの注意点

文化や慣習、宗教などの違いもあるため、フィリピン人を雇用するときには以下のような点に配慮することが大切です。早期退職を防ぎ、しっかりと活躍できる人材になってもらうためにも事前に確認しておきましょう。

人前での叱責は絶対にNG

諸外国でも同じですが、フィリピン人は特に人前での注意・叱責に対して敏感で基本的にはタブーとされています。従業員を人前で叱責したことが原因で報復に暴行・脅迫を受けたり、自分の妻や子どもを叱っていても、それを見ていた他人から訴えられて警察に逮捕されるといった実例もあり、フィリピン大使館が発行する「フィリピンにおける安全対策」にも人前での叱責に対する注意が記載されているほどです。

それでも、仕事をする中で注意が必要になる場面はもちろん出てきます。そういった場合は、必ず個室などで1対1の状況を作り、叱るのではなく、論理立てて「諭す」ように注意点を伝えるように心がけましょう。

時間にルーズな「フィリピノタイム」

フィリピン人は時間に対する感覚が日本人とは違い、約束の時間に30分~1時間程度遅れることは当たり前になっています。プライベートだけでなく、仕事での打ち合わせやミーティングなどの時でも同じです。時間の感覚が違うこともありますが、フィリピンは交通渋滞がひどいため、電車やバスも時間通りにくることがなく、それが原因で時間に遅れてしまうことも多いそうです。

日本の会社で働くことで徐々に改善されていきますので、日本人としては理解に苦しむかもしれませんが、最初のうちは「フィリピノタイム」にも寛容な心で接してあげましょう。

褒めて伸ばす文化

フィリピンは基本的に「褒めて伸ばす文化」です。人前で叱ることがNGな反面、人前で褒めることは非常に効果的です。表彰する、社内報で取り上げる、景品を渡すなどの工夫を行って、モチベーションを高めていきましょう。

また、フィリピン人は、たとえ小さな差であっても給与条件の高い会社に転職してしまう傾向があります。モチベーションを高めることも大切ですが、評価に応じた適切な給与・待遇を設定することで離職を防ぎましょう。特に技能実習3号や特定技能、高度人材などの転職が自由できる在留資格の場合は注意してください。

フィリピン特有の手続きが必要

フィリピン人は本人と直接雇用契約を結ぶことができず、原則的にPRA現地エージェンシー)と雇用契約を結ぶことになるだけでなく、「POEA」「POLO」という行政機関との様々な手続きが必要となります。

この手続きに不備があると、せっかく内定を出したとしても取消しになってしまったり、手続きが完了しないまま雇用を開始してしまうと不法就労扱いとなり、受入れ企業側も罰則を受ける可能性があります。

他の国の外国人雇用にはない煩雑な手続きになりますので、しっかりと手順や方法を確認した上でフィリピン人雇用の手続きに進みましょう。

▼「POEA」「POLO」の手続きの詳細はコチラの記事をご覧ください▼

【保存版】フィリピン人雇用前に知っておきたいPOLO申請の流れと注意点

まとめ

国はもちろんのこと、育ってきた環境が違えば、考え方や価値観、仕事の進め方も変わるのは当たり前のことです。フィリピン人の性格や価値観を尊重した上で、お互いにとってメリットのある雇用を実現することができれば、売上・利益の向上をはじめ、会社の大きな成長につながることが期待できます。

日本人・フィリピン人に関わらず、相手をリスペクトした上で適正に評価し、会社の想いや理念に共感してもらうことができれば、従業員のモチベーションも上がるため離職率も改善していくでしょう。

また、外国人の雇用には、日本人よりも多少時間がかかります。これからさらに深刻化していく「人材不足」にいち早く対応していくためにも、今のうちから、フィリピン人をはじめとした外国人の採用に動き始めてみてはいかがでしょうか?

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