2023年10月の「外国人雇用状況の届出状況まとめ」によると、日本の外国人労働者数は初めて200万人を超え、最高人数を更新しています。
少子高齢化と労働者人口の減少、コロナ後のインバウンド需要の広がりも後押しし、年々国内の外国人労働者は増加傾向にあります。
今回は、外国人労働者の採用を検討している企業に向けて、外国人採用の求人サイトを厳選してご紹介します。
外国人募集時の注意点もあわせてお伝えするので、ぜひ参考にてみてください。
INDEX
(株)アルフォース・ワン 代表取締役
山根 謙生(やまね けんしょう)
日本人、外国人含め「300社・5,000件」以上の採用支援実績。自社でも監理団体(兼 登録支援機関)に所属し、技能実習生・特定技能外国人の採用に取り組んでいる。外国人雇用労務士・外国人雇用管理主任者資格保有。(一社)外国人雇用協議会所属。
外国人採用の募集方法
はじめに、外国人の募集する方法をを3つご紹介します。
求人サイト
代表的な外国人の募集方法に、求人サイトの利用があります。
求人サイトには、さまざまな業種・職種の求人が掲載される総合型のサイトと、外国人に特化した専門サイトがあります。
他にも、正社員求人をメインで扱う転職サイトや、企業から求職者へ直接スカウトが送れるダイレクトスカウトサービス型の求人サイト、アルバイトや派遣など非正規雇用で働く人をターゲットにするサイトなど、種類は多岐にわたります。
外国人特化の求人サイトは、多言語対応となっている場合がほとんどで、世界各国の求職者を集めるものからアジア圏諸国の求職者をターゲットとするものまでバリエーション豊かです。
人材紹介会社・人材派遣会社
企業の求める外国人人材を探して、求人企業に紹介をしてくれる人材紹介会社(転職エージェント)や、雇用期間が定まっている派遣スタッフとして外国人を送り出してくれる人材派遣会社に依頼する方法もあります。
募集要件を伝えれば、人材会社の担当者が代わりに外国人を集め、スクリーニングをしたうえで紹介をしてくれます。
人材紹介は求人サイトのような前課金型ではなく、成果報酬型となるのが大きなメリットです。また、派遣スタッフを活用すれば、人材との雇用契約やビザの管理など、雇用に関する手続きの多くを派遣会社に任せられるのも利点です。
外国人採用の注意点
日本の企業を支える新たな労働力として魅力的な外国人人材ですが、採用時には複数の注意点があるため、代表的な注意点をご紹介します。
外国人にあわせて文化や習慣の理解が必要不可欠
当たり前ながら、外国人は生まれ育った国や文化が異なり、出身国・地域によってそれぞれ独自の価値観をもっています。
「外国人だから〇〇だ」と一括りにせず、一人ひとりのバックグラウンドを理解する姿勢が最も重要です。
また、「中国人はこうだ」「フィリピン人はこんなタイプだ」など、断片的な知識で決めつけるのも危険です。同じ中国出身の人でも、年齢や性別、育った地域、受けた教育によって働きぶりは異なります。
以下に各国の採用ポイントをまとめているので、あわせてご覧ください。
外国人雇用手続きの知識が必要
外国人を雇用する際は、在留資格の確認と、日本人と同様に社会保険や税金などの手続きに加えて、外国人雇用状況届出書の対応が必要です。
在留資格は1度確認したら終わりではなく、偽造されていないか、有効期限はいつか、在留資格の内容と任せる仕事内容が一致しているかなど、詳細を確認しなければなりません。
また、外国人だから社会保険や有給休暇は不要と勘違いせず、日本の労働法令に従って各種手続きが必要になります。
おすすめの外国人求人サイト11選
続いて、外国人を採用するのに適した求人サイトや求人関連サービスをご紹介します。
それぞれの求人サイトの特徴を解説するので、自社にあわせて使い分けてみましょう。
外国人求人ネットACE
■運営企業
株式会社翼インターナショナル
■公式サイト
https://tsubasainc.net/
■利用料金
18万円/月〜
■特徴
外国人求人ネットACEは、世界137か国の登録者を6万人保有する日本トップクラスの求人サイトです。外国人専用のサイトとして17年以上の実績があります。紹介エリアは日本全国で、首都圏以外の企業にも対応が可能です。
WORK JAPAN
■運営企業
株式会社WORK JAPAN
■公式サイト
https://www.workjapan.jp/
■利用料金
5万円/4週間(正社員採用の場合)〜
■特徴
WORK JAPANは、日本在留の外国人10万人が登録する求人サイトです。
企業が日本語で登録した求人情報は8ヵ国語に翻訳されてから掲載できるのが特徴です。
YOLO WORK
■運営企業
株式会社YOLO JAPAN
■公式サイト
https://www.yolo-japan.com/ja/
■利用料金
4.5万円/1ヶ月〜
■特徴
YOLO JAPANは全世界239ヵ国、26万人の会員数を有する世界最大規模の求人サイトです。サイトの求人情報は6ヵ国語に対応し、多くの在留外国人に支持されています。
また掲載企業の負担を軽減するため、応募者の選定から面接のセッティングまでを全てオンラインで完結します。
Guidable(ガイダブル)
■運営企業
Guidable株式会社
■公式サイト
https://guidablejobs.jp/
■利用料金
10万円/1ヶ月〜
■特徴
Guidableは、15万人を超える外国人が登録しており、中でも「身分系(永住・定住・配偶者)」で就労に制限のない在留資格をもった外国人の登録者数No.1を誇る求人サイトです。掲載、応募対応、面接、採用まで外国人採用のプロがしっかりと伴走サポートしてくれるため、外国人採用がはじめての会社でも安心して依頼することができます。
Bridgers(ブリッジャーズ)
■運営企業
株式会社ネオキャリア
■公式サイト
https://www.neo-career.co.jp/
■利用料金
新卒:120万円/名
中途:理論年収35%/名
■特徴
Bridgersは総合人材ビジネスを展開する株式会社ネオキャリアの関連会社が運営する外国人の高度人材に特化した人材紹介サービスです。国内78拠点・海外9カ国13拠点に展開しており、企業の要望に応じて面接会の開催も実施可能です。求職者対応を専任アドバイザーに任せることができ、独自のスクリーニングによって内定承諾率92%を誇ります。
ASIA LINKS
■運営企業
株式会社ASIA Link
■公式サイト
https://www.asialink.jp/
■利用料金
理論年収の30%(内定時成功報酬型)
■特徴
ASIA LINKSは外国人留学生に強みをもつ人材紹介サービスです。エンジニアや技術職、海外営業、国際業務などの職種を得意としています。
外国人雇用サービスセンター
■運営団体
厚生労働省
■公式サイト
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_12638.html
■利用料金
無料
■特徴
外国人雇用サービスセンターは、日本国内で就労が認められている在留外国人に対して職業の相談や紹介を行っている公共機関です。厚生労働省管轄の公共機関で、全国に4拠点(東京・大阪・名古屋・福岡)が用意されており、企業は無料で求人掲載が可能です。
indeed(インディード)
■運営企業
Indeed Japan株式会社
■公式サイト
https://jp.indeed.com/
■利用料金
クリック課金型(無料枠も利用可)
■特徴
Indeedは、リクルートグループであるindeed japan(株)が運営する、世界No.1の利用者数(毎月3憶人以上)の求人検索エンジンです。国内では月間サイト訪問数4,100万以上、求人件数520万件を超えており、業界トップクラスを誇ります。googleやyahoo!といった検索エンジンで上位表示される「SEO」に非常に強く、「職種×求人」「地域×求人」などの検索ワードでは、常に最上位に近い位置に表示されるため、外国人を含む多くの求職者に利用されています。
yoiwork
■運営企業
株式会社コントロールテクノロジー
■公式サイト
https://yoiwork.com/ja
■利用料金
無料
■特徴
yoiworkは、日本語、英語、ベトナム語に対応した、掲載から採用まで完全無料の求人メディアです。登録企業数は300社とまだ少ないものの、システム開発系や製造、建設、介護など、外国人人材と相性のよい企業が登録しています。選択肢を選ぶだけで可能な簡易応募の機能があります。
GaijinPot Jobs
■運営企業
株式会社ジープラスメディア
■公式サイト
https://jobs.gaijinpot.com/index/index/lang/ja
■利用料金
15万円/1か月~
■特徴
GaijinPot jobsは、1999年創業の日本在住外国人向け情報サイトが展開する求人サイトです。月間65万ユーザー、レジュメ登録数も47万人と日本最大級の利用者数を誇る外国人求人サイトです。大手メディアのフジサンケイグループの傘下である株式会社ジープラスメディアが運営を行っています。
JOBS IN JAPAN
■運営企業
Spectrum Consulting Japan 合同会社
■公式サイト
https://jobsinjapan.com/ja/
■利用料金
2.2万円/30日間〜
■特徴
JOBS IN JAPANは、毎月数千名の外国人が登録する求人サイトで、教育、ホスピタリティ、IT、製造など多様な業種に対応しています。AIで英語の発音と流暢さをチェックする独自機能があり、毎月10万人以上がサイトに訪れているアクティブな求人サイトです。
外国人専門の採用サイトを活用しよう
外国人募集を行う際は、求人サイトへの掲載、または、人材紹介会社・派遣会社の活用がおすすめです。
本記事でご紹介したように、日本国内の外国人を採用できる専門求人サイトは多く存在します。それぞれのサービスに特徴やメリットがありますので、自社のニーズにあわせて適切なものを活用しましょう。
【外部サービス】
IT転職エージェントおすすめ比較ランキング18選【
【参考】
【MEO】求人にも重要? 採用チームが注目したいGoogleビジネスプロフィールの運用
MEO対策-SEO対策-
参考:[企業向け] 転職エージェントのおすすめ比較15選!選び方のポイントも解説! | ピタリク | 人材採用サービスの比較&資料請求サイト
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